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カナデビア株式会社（大阪府大阪市、以下、カナデビア）は、このたび、株式会社アドバンテッジパートナーズおよびその関係会社（総称して、「APグループ」）がサービスを提供する水素関連分野への投資に特化したファンド「Japan Hydrogen Fund L.P.」（以下「本ファンド」）に対し、カナデビアが出資契約を締結することを機関決定しましたのでお知らせします。

本ファンドは、一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会（東京都港区）、株式会社アドバンテッジパートナーズおよび三井住友DS アセットマネジメント株式会社の相互協力によって2024年8月に設立され、気候変動への対応のため、全世界において、水素（およびアンモニア、メタン、メタノール、SAFといった合成燃料を含む）などの製造施設、貯蔵施設、輸送施設、利活用のための設備、ならびにこれらのインフラ設備への技術・サービス提供会社などへ投資を行い、水素サプライチェーンの早期社会実装化とスケールアップを図ることを目指しています。

更に本ファンドは、その強みとして、日本の付加価値、すなわち、①日本の技術を世界に広めていく。②日本のファイナンス機能を世界で活用する。③日本のオフテークニーズ（需要家ニーズ）を世界に繋げていく。ことを掲げており、日本の産業競争力の強化や、日本のエネルギー安全保障の確保、更には、日本の災害等へのレジリエンス向上にも繋げていくことをファンドのミッションに掲げています。

カナデビアは、本ファンドへの出資により、水電解技術の優位性を確立し、国際競争力の向上を目指します。カナデビアの水電解装置技術は、水素社会の根幹を成す重要インフラであり、そのグローバル展開は日本の産業競争力とエネルギー安全保障に貢献するものです。
カナデビアは、この戦略的出資を機に、グローバルな案件形成と戦略的パートナーシップの統合を加速させます。当社は、本ファンドの活動を通じて、水電解装置の安定供給と技術革新という中核的使命を果たすことで、日本の水素関連産業全体の競争力強化と、世界のカーボンニュートラル達成に貢献してまいります。

【カナデビア 執行役員 脱炭素化事業本部長 山本 淳一のコメント】
水素関連分野に特化した「Japan Hydrogen Fund, L.P.」へのこのたびの当社の出資決定について、脱炭素化事業本部長としてたいへん嬉しく思います。水素エネルギーは、持続可能な未来に向けた鍵となる技術の一つであり、脱炭素社会の実現に不可欠な役割を果たすと確信しています。
当社は、水素発生装置（水電解装置）事業を積極的に展開しており、山梨県都留市に水素発生装置の中核設備となる水電解スタックの量産工場を建設することを決定しています。本ファンドへの出資を通じ、当社は水素関連の事業展開をさらに加速するとともに、日本国内だけでなく、グローバルな視点での技術革新やパートナーシップを推進し、水素利用の社会実装および持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えております。

【アドバンテッジパートナーズ 共同代表 笹沼 泰助のコメント】
このたびのカナデビア様の水素ファンドへのご参画を心より喜ばしく歓迎致します。私共は、カナデビア様が有する水素関連技術（水素電解装置、水処理装置、化学反応器等）を高く評価しております。日本の水素および水素派生分子関連技術は、世界でも高水準にあり、日本および世界の水素社会実現に向けて、大きく貢献していけるだけのポテンシャルを有しております。また、世界からもその期待が大きいと感じています。本ファンドでの取り組みを通じて、日本と世界のカーボンニュートラルへの取り組みに、カナデビア様と一緒に寄与して参りたいと存じます。

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